康熙48年11月15日-『書簡和觧683』-20220212

2022年2月12日令和4年2月12日


皇帝、琉球國中山王尚貞に勅諭す。
おもふふに、徳をおもふにして,遠くをなつけ、世の良規を盛にし、職をととのへ、たから</rtたてまつり、藩臣の太節君臣の義(註2)をばつくして、おこたたるにあらざれば、寵・賚いつくしみのたまわりものをば宜しくたまふべし。なんじ琉球國中山王尚貞、遐方遠方に在るに属し、丹悃まごころべ、使いを遣はし表をもたらしみつぎものおさめ、忠藎忠誠(註3)まことよろしく嘉尚嘉尚すべし。ここって、勅をくだし、奨諭さとるをすすめはげましてあわせて、王に文綺等の物を賜ふ。
つつしみてうけいただきてますます忠貞にはげみ以て朕のいつくしみに かなふべし。つつめ。故に勅す。

計開かぞえてしるす
蠎緞 四疋           青藍綵緞 六疋
藍素緞 六疋          衣素 六疋
閃緞  六疋          錦  四疋
紬   六疋          羅 四疋
紗   六疋
康熙肆十八年十一月十五日

 


註1  たから 読み ちん
註2  太節 人の守る重大なみさお。君臣の義。
註3  忠 臣が君に対してふたごころのないこと。
藎 すすみつとめる。忠愛の心が厚く進み努めること。
忠藎的意思 「百科解釋:忠藎是一個漢詞語、猶忠誠、<三国志 蜀志董和傳 >有記載(WEB検索)


『歴代宝案1645』

『書簡和觧683』

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