[本文0300]【鄧氏糸満、奇謀以て山北の当謝を捕ふ。】崇禎年間、山北国頭郡に当謝なる者有り。数十人の盗賊を率ゐて、山中に隠伏し、昼は阡陌に出でて行人の衣鉧㄰檁坙İᰰ潙儰챧殑攰詑昰İ먰뙎湛ꄰ榌鉲휰罶혰譓Ȱᘰ䑢漰嬰걲銙휰罶İᘰ䑢漰昰獚鉙ꀰ聣Ȱ簰湟匰ᵟ澋İ鼰敓ŧ㠰歞鉲晎洰桩먰奰Ȱ䄰ꞛŨ먰歎瀰橵訰İ舰鮁䙒殈丰亐İ萰何ጰ鉟аŜ萰何霰銓缰牏İ簰浑昰㄰᪊湙휰쩶銌옰肖Ȱ焰᝜湓먰魎湒田奥礰䴰ℰ佱İ䈰殐搰湫謰鉎ذ晜估幙妀ȰᴰŞ猰慓İ✰ྑ聼ꩮખ歎細塔昰✰ٙ桜먰奰Ȱ聼絮鉔䤰塙İ䴰罒昰焰᝜ﵓⵖ殐〰譒Ȱ琰慓䬰瞑ﮕ縰퍶䥙鉻䵢İ〰啽欰휰쩶ꂌ䖖湜鉑估畕Ȱ䬰瞑ﮕ縰퍶佦İ쨰ᵎ潧ꀰ貖昰簰湟焰歜⠰詗İะ깦潦אּ詹昰搰湫霰歧⠰詗Ȱ0驎坛昰䔰譜欰帰媗Ȱర垀昰쨰ť唰歑昰ᘰ䕨奜謰䬰鈰襷嘰謰樰訰栰Ȱ聼䭮豎鈰帰䶀昰İ࠰溊봰奥礰䴰ℰ坱Ȱﴰ慟0ࡎ銊ⴰ冊İ煶歑䘰灕妋Ȱ聼Ů該樰歿∰犐昰̰炐妍謰԰殀匰湢坢İ挰溘椰ղ銘ꀰ얌坢昰焰ⵜ歎攰詑İ聝䱓坽昰İ攰յ쨰溌䀰⡢鉗護Ȱ聼n䶐攰詧İ漰詏昰瘰湑ꌰ準霰歧‰護Ȱ䈰武谰ॎ湎쨰ƌﴰ慟聼湮₁奷謰鈰謰暉İ眰季攰詧䬰豎欰錰犕昰佦İ崰Ŭ唰湑먰Ŏ唰䕏步地昰攰譧萰栰Ȱ聼睮憍昰吰硻昰佦İᄰ潢䌰慎阰척溑먰歎地昰İ吰は糸満と叫ぶ。頃日、親族と和せず、将に流遠せんとす。故に商人に扮装して国頭に逃走す。今、聴き得たり、朝廷、檄文を各県に伝へて、処として探らざるは無しと。身免るべき無く、早く山に入りて逃免せんとして、来りて此処に至る。万に一命を助けんことを祈ると。賊之れを聞き、速かに回りて当謝に告ぐ。当謝即ち来りて之れを見るに、果して是れ首里の糸満なり。素より当謝知る所の者なり。因りて其の故を問ふに、糸満逐一説話すること一遍なり。当謝深く其の言を信じて、其の計為ることを知らず、以て憫憐を為す。既にして、糸満に謂ひて曰く、今よりして後、我等と党を為し、常に盗を以て業と為さば、一毛を抜かず、一銭を費さずして、金銀幣帛、但、心の欲する所に随ひて臻らん。汝亦肯んずるや否やと。糸満大いに喜びて曰く。多謝多謝、汝の計る所、決然利有り。今よりして後、汝の命に従ふべしと。已に交ること数日、山外に逃れ出でて、密かに酋長・百姓等に告げて曰く、汝等、某日に至れば、数百人を率ゐて山中に来り、各処に埋伏して、我が号有るを見れば、一斉に出で来り、彼の賊をにすべしと。即ち火を焼き烟を起すを以て号と為す。酋長・百姓等、其の日期に至り、数百人を率領し、分れて各処に伏し、其の号有るを待つ。而して数時刻を歴るも、其の号を見ず。那の時候、糸満は、賊等を一家に招集し、昨より今に至るまで、盗賊等と共に酒宴を設く。彼の賊等、酒を飲むこと一杯なれば、糸満詐りて二杯を飲み、甚だ酔貌を為し、賊に先だちて眠る。後亦賊等、悉く皆酔ひて眠り、大打呼する有り。糸満、暗に起きて戸を出で、繩を求め葛を取りて、家門を綢繆して、一屋を燬焼す。火姻大いに起る。酋長・百姓等之れを見て、早く山中に入れば、只、賊等屋内に綢入せられ、以て逃走し難きを見るのみ。糸満に計られて尽く擒せらるるもの共計七十六人なり。即日引きて首里に至り、以て獄官に告げ、各々其の罪に坐す。専ら糸満一人の良計に因り、往来の人民、驚恐の憂を解くと爾云ふ。਀