[本文1487]【申秋、閩に赴くの進貢船、海賊に遇ひて、能く戦防を為し、且回棹の時、哨船を発して護送するを請ひて、国に回る。】申秋、閩に赴くの貢船、馬歯山に在りて、封舟両隻と一斉に開洋す。頭号貢船は、中華の外山を睢見して、内地に駛せ近づき、夜裡の船行は、ⱎ湮帰আ譧鈰倰豠݉銓鬰慢昰ꬰ佦쨰奬Ȱ䠰鍙嬰錰꠰᭬睳妍謰欰詖݉⊓鉽⨰굢奥Ȱ蔰噿蕮୑歭픰妙謰渰䈰Ŧ瘰Ր地륓补訰㤰‚뭎খ詧昰İꈰ㦌殂ᅶ坔昰宙攰譧Ȱᠰ坐⼰豦쨰㦌檂褰娰萰Ȱ挰歫㈰首鉐먰奰渰䈰Ŧ쨰㦌Ƃ㈰鉸㸰慥昰瀰認攰譧Ȱᨰ㦐몂灎ၥ膘ذ䁒湜舰余İа᝔쭒坺昰錰궕Ⅵ佱㈰鉸㸰慥İ茰鞒銓匰慢İ晎㈰Ꚗ鉹妁Ȱ爰쪊Œ뮐奓Ȱ⨰恧縰佞樰褰娰地昰ꈰ㦌Ƃ蔰噿୮扭殗픰料契謰渰䈰Ŧ젰꥓坟륓步쨰㦌‚뭎খ詧昰İꈰ㦌殂홶坓昰䴰罒攰譧Ȱᐰ쩎㦌貂뭎খ詧İ蔰噿䵮扒袗訰侮村攰譧Ȱ瘰湑찰貀ş젰灓䅥뭓準㦄ং詧Ȱ⼰豦欰㄰詵昰ᨰ㦐몂œ씰婢힚ᕓ奠Ȱ爰㦊ং뭎Ɩ墎昰ꈰ㦌溂鉓丰亐İ㈰鉸㸰慥İ估鉼⼰牣İꈰ㦌銂㬰坖昰İ鑖聖敟鉧먰奰Ȱ㘰豱椰舰蘰當鉥꘰偹鈰‰襠娰Ȱ䔰鉥晎쨰㦌‚뮐奓Ȱ爰炊䅥뭓準쨰㦌Ƃ꘰ꉎ㦌蒂㊖뎖왓橛謰鈰謰暉İ戰硥昰䴰罒攰襧娰Ȱ뤰步焰銖䴰譑謰鈰霰彟訰Ȱ젰ၓꉓ㦌澂İ挰歫ⴰᚃ煙鉜謰讉渰䈰Ŧ䠰鍙嬰錰꠰↘䵱欰詖昰İ佥䰰炈宍娰Ȱ㠰կ꠰᭬睳垍İ簰汑謰欰霰ᱦ歙地昰İ蔰け歗宙터斏估匰栰ﴰ澀娰地昰䈰殐ᜰ鉩鬰摢Ȱ⤰๙武讁欰쨰獓ର護妉謰欰İ䌰慎⼰豦ᘰ煙橓訰Ȱ瘰湑ର扭薗潑İ霰Ŧ᩹余İ㔰歭㤰銂쨰奬礰䴰渰䁑止帰媗Ȱ猰㭓⁒銓眰垍昰픰宙錰栰夰謰舰İ䠰鍙嬰錰꠰᭯睳垍昰İᤰ憏ᜰ鉩眰妍匰栰ﴰ澀娰Ȱ湬먰歰椰宅褰谰İ㠰佯ŷ歹터斏估Ȱ挰歫䜰穑殖䜰䂐奷Ȱ⼰武踰晎İ㔰ﭝ倰譏䥎Ż蘰᝶≩鉽괰쑥坨昰İ蔰噿蕮୑歭픰宙錰匰栰鈰쬰疊渰䈰Ŧ✰㥙‚뭎炖認攰譧鈰謰讉Ȱ倰襠估⼰豦쨰㦌檂褰錰栰İ䜰慒田桑鉖㨰謹坑İ挰侖を擺列して以て防備を為す。賊船、砲を放ちて前み来るに因りて、貢船も亦手を停めず、砲を放ち銃鎗を打つ。是れに由りて賊船退去す。羅湖前面に駕駛するの時、又船三隻有りて、彼の港口より走り来る。是れに由りて、退去する所の大船も亦回篤して前み来る。四隻の内、一隻の大将船、赤籏を振れば、則ち各両隻を分ち、貢船を夾攻して、以て銅鉋を放つ。正に危急に在り。此の時に当り、勇を振ひて敵を禦がざれば、勢逃るべき無し。是れに由りて、通船人口倶に精力を励まし、輪流して鉋を放ち銃鎗を打ち、以て防禦を致す。彼、貢船の防備の厳なるを見て、遂に退去し、方に危難を見るるを得たり。而して竿塘湾泊の時、又其の火光有るを見、是れ賊船なるを知り、以て隄防を為す。而して賊船来らず。是れ風波猛起し、兼ぬるに暗夜を以てなり。応に天明を待ちて、復来ること有るべし。然れば則ち其の慮無かるべからず等の情、商議す。黎明に至り椗を起すに、果して賊船両隻に遇ふ。随即に鉋を放ち銃鎗を打ちて、機を失すること有る靡し。是れに由りて海賊退去す。貢船直ちに五虎門に到らんとし、力を尽くして駕駛するも、奈んせん潮信順ならざるに因り、椗を定海の洋面に拠つ。晩に挨きて海面を見るに、船数十隻有り。仍つて復厳密に戒備し、徹夜看守す。早晨開洋の時、又大船八隻の走り来る有り。甚だ是れ慌忙にして、貢船防ぐ可きの暇無く、椗繩を截断して駕走す。只彼の船漸く近づきて、鑼鼓を打鳴するを見る。因りて是れ硝船為るを知り、方めて安心するを得たり。而して硝船は、貢船の前後左右より護送して怡山院に到る。又封船両隻及び頭号船は、先だつ一日怡山院に抵る。夫れ斯くの如く賊徒繁多なるに因り、深く帰国の時、仍復遇すること有るを恐る。預め諸衙門に赴き、懇請す、五虎門より以て竿塘に至るまで、硝船を遣発して、貢船を護送せよ等情と。随ひて請ふ所を准すを蒙る。既にして木之下に在りて椗を起し、行きて壷江に到りて湾泊す。茲に閩安鎮総爺、把総をして詞を致さしめて云ふを蒙る、特に貢船を護送する事の為に、硝船を輳集して、以て此の辺に来る。当に風を見、開船の時を待ちて、預め詳報を為すべし等語と。遵ひて両隻の員役、倶に総爺の宝船に到り、以て拝謝を致す。時に都司の出でて云ふ有り、海面の賊匪甚だ繁く、兼ねて安南国の賊船百余隻、三頭に分開して、近日厦門辺に到るを聞き得たり。則ち甚だ憂慮を為す。今貢船を管理して、総爺護送する有りと雖も、然れども、司も亦総督・撫院に一斉護送を禀詳す等由と。遵ひて愛恵の恩を将て、感激殊に深しと都司に奉答す。本船に帰るの後、両隻の員役、皆、都司駕する所の船に到りて、以て拝謝を致す。既にして順風有りて開船するの由を将て、総爺及び都司両憲に詳明し、椗を起して揚帆す。是れに由りて、総爺所轄の硝船十七隻、都司所轄の硝船十二隻共に二十九隻、五虎門より以て竿塘の外に至るまで、貢船両隻を護送す。是を以て賊に遇ふの憂無く、以て本国に帰る。਀